浴衣の裾を気にしながら、あたしが砂浜に座ろうとしていると
急に手首を掴まれストップさせられた。
──プチ…プチッ
「せんせ…い、なに してるの…」
すると先生は手首を掴んでいた手を離し、いきなり自分が着ていたベージュのシャツを脱ぎ、それを砂浜の上に置いた。
「ヒナちゃんは この上に座って?」
「えっ 座れませんよっ!」
「オレ Tシャツも着てるし構わないから」
そう言う問題じゃないんだけど。
アキラ先生が 着ているタイトなシャツは
シンプルながらもオシャレなシャツで、たぶん…あのポール〇ミスのブランドのモノ。
そのシャツの上に座るなんてできないよ。
視線を砂浜に移した。
「せっかく着てきたかわいい浴衣が汚れるといけないから…ほら早く」
───ポンッ…
迷っているあたしを言い聞かすように、先生の手が頭の上に降りてきた。


