毎年 20時を過ぎた頃、鳴海海岸の沖合の小さな島から打ち上げられる花火。 お祭りのラストを飾る花火を見るため、あたし達は浜辺に行った。 「アキラ先生、人でいっぱいですね?座れる場所がないかも」 「ゴメン。もっと早く来たらよかったね」 「しようがないですよ」 そんな話をしながら、家族連れとカップルの間にできた…わずかなスペースを見つけ、そこに座り花火を見ることにした。 「あっ ヒナちゃん。ちょっと待って!」