───────────・・・
「甘くてすっごくおいしい!先生も食べてみますか?」
「オレは遠慮しとくよ」
口のなかで すぐに消えていっちゃう。
───甘い…甘い綿菓子。
ベンチで タコ焼きをアキラ先生と食べた後
あたしと先生は手をつないだまま、夜店が並ぶ通りを歩いた。
こういうところに来ると、いつもの何倍もテンションが上がるあたしは
イチゴのシロップがかかった冷たいかき氷に
宝石のように輝く真っ赤なリンゴ飴。
子供の頃に戻ったように…順番にそれらを食べて幸せ気分を思いきり味わった。
もう この時は心からお祭りを楽しんでいたのかもしれない。
「あっ 先生!あのアイスクリーム知ってます?あれもすごく美味しいんですよ」


