心の中の声が 素直に漏れると
「やっぱり かけてくれたんだね?」
ヒナが背後から いきなり抱きついてきて、俺の肩に自分の顎を乗せた。
「……聞いてたのかよ」
「ううん…たった今 来たところ。おばちゃんに 電話をかけてくれて嬉しいな。ダイちゃん ありがとう」
そして 俺と目が合うとヒナが
────チュッ…
頬に優しいキスをしてくれた。
「ダイちゃん よくできました」
「だから 子供扱いするなって言ってるだろ!」
急な出来事に 俺の心臓は…バクバク状態。
自分がヒナをイジメている時は、全然 余裕なクセして…
ヒナから ちょっと何かをされたり…言われただけで こんなに焦るなんて。
このカッコ悪さを どうしても隠したくて、わざと ヒナから目を逸らし、あっちの方向を向いた。


