体はその想いとは反対に…ものすごく正直だった。
『キュルキュル…』
思わずその音を聞き、顔を見合せたアキラ先生とあたし。
「キャァ──ッ!!」
あたしのお腹のバカァ~~!
ひゃぁ 最悪。
こんな恥ずかしい思いをするくらいなら、お腹が空いてるって ちゃんと言えばよかった。
もう 死んじゃいたい。
恥ずかしくって、アキラ先生の顔がまともに見れないよ。
アキラ先生、呆れて笑うだろうなぁ。
恐る恐る 先生の顔を見てみる。
「ヒナちゃん。オレ腹が減っちゃった。何か食べない?」
えっ…なんで?
「いっぱい夜店も出てるし、あっちに行ってみよっか」
先生はお腹の音に一言も触れることもなく…夜店が出ている方向に歩きはじめた。


