『ねぇ やっぱり ヒナちゃんなんでしょ?』
『バレバレかよ…』
わかってるのなら、いちいち聞くなよ。
『じゃぁ ヒナちゃんに美味しいモノでも作ってもらいなさいね!いくらでも 野菜なら送るから』
『あぁ サンキュ。今、ここにヒナもいるけど 代わろうか?』
『お邪魔しちゃ悪いから、また今度でいいわ。ヒナちゃんに くれぐれもよろしくね。それと…大地 メモにも書いたけど 体だけは気を付けてね』
『あぁ…母さんも。あんまり無理するなよな』
『はいはい。じゃ また。電話 ありがとうね』
電話を切り、ガラステーブルの上に そっとケータイを置いた。
「何がお邪魔しちゃ悪いだよ?」
そんなことを言いつつ、久し振りに母親の声を聞くことができて
正直 嬉しかったりする。
「まぁ…元気で安心した」


