どこから どう見ても、あたしが 毎日 見ている美琴の顔じゃない。 「えっ ヘンかな?」 「ううん…こっちの方がいいかも!」 まだ 肩で大きく息をしている美琴は、いつものド派手なメイクが嘘みたいに消えていた。 今日は 別人とも思えるくらいの…ナチュラルメイクで。 「本当にそう思う?」 「うん!すごくかわいい」 いつもより数倍あどけなく見えるその表情に 大きな白いゆりの花が咲いているピンク色の浴衣が、とってもよく似合う。