6月の後半…梅雨に入り、こっちは ジメジメしている毎日だけど、北海道はその反対で ちょうどいい気候を迎えていた。
そんな中、収穫された新鮮な野菜たち。
それを母さんは たぶん急いで買い、俺に送ってくれたんだろう。
『あっ母さん。野菜…ありがと』
愛想なく 聞こえたかもしれないけど
これが俺の精一杯の…感謝の言葉だった。
『フフッ 大地が お礼を言うなんて気持ち悪いじゃない。さては ヒナちゃんにお礼を言いなさいって言われた?』
『えっ なんで…!?』
離れていても…俺のことなら、なんでもお見通しの母親。
その母親に ヒナと付き合うようになったことはすぐに報告をしていた。
今まで母親に付き合ってる子の話をしたのは
ヒナ、ただ1人だけ──・・・
それぐらい…俺はヒナのことを本気で想っている。


