瞬時に 右手を握られた。 『絶対に遅くなるなよ?帰ったら すぐに俺に連絡するんだぞ』 もう1度 あたしに 最後の念押しをしたダイちゃん。 嘘をついている…あたしを最後まで心配してくれた。 そう思ったら、心が すごく痛くて。 「あっ そうだ。ママ、浴衣姿の写真 撮ってくれる?」 「どうしたの 急に?」 「いいから早くっ!」 ───カシャッ ママに 撮ってもらった…満開の笑顔でピースサインをしている写メ。 ダイちゃんにそれを送信して、あたしはお祭りに行った。