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「もっと きつく締めても大丈夫?」
「うん。全然、平気」
今 ママに自分の部屋にある白い大きな鏡の前で、浴衣を着せてもらっている。
「じゃ いくわよ!」
「わぁ できた。かわいい~」
最後に…薄い紫色の帯が締められて完成。
「ダイちゃん、ヒナの浴衣姿を見たら喜ぶんじゃない?」
「えっ…」
「今年もダイちゃんと一緒に行くんでしょ?」
ママの言葉を聞いて、帰り際 言われたことを思い出した。
いつものようにダイちゃんは家の前まで送ってくれて
『ダイちゃん、今日も ありがとう』
助手席から降りようとした…その時


