「昨日 ヒナに待ってて欲しいって、俺が頼んだのにゴメンな?急に歓迎会があって…」
「…グスッ…ぅ…ん」
「飲み過ぎて記憶が抜けてるんだけど、俺…部屋まで送ってきてもらったみたいなんだ」
ヒナは話を聞きながら、何度も頬に流れる涙を指で押えていた。
「新しく来た臨時の先生が、ここまで送ってくれたみたいなんだけど。その新しく来た先生って言うのが 俺の元カノなんだ…」
そう言った途端、ヒナの涙はますます溢れ出していく。
いつもだったら すぐに『泣くな…』って言って
その涙を拭ってやるんだけど、今 ヒナが泣いているのは…まぎれもなく俺のせいで
胸が痛くて…痛くてしようがなかった。
「俺が お前を泣かせるようなことをしたんだろ?」
「………ぅ…っぅ」


