双龍の名を背負った女

華乃は言うが早いがその数人の人影に駆け寄って行った。



「あぁーー!?!」



華乃の叫び声が聞こえて、


私も駆け寄ってみると、


そこにいたのは昨日の“負け犬お猿さん”たちだった。


この人たちも特別寮なのかしら?


「あ゛ぁ?!なんでてめぇらここにいんだよ!?」


…そのままお返ししますよ、その言葉。


「あんたこそなんでいるの、」


わぁ、一触触発ね。




「まぁまぁ、また会いましたね。

 僕たちは特別寮生なんです。」