双龍の名を背負った女

次の部屋は、


雲の壁紙が貼ってある。


ここもないかな…


やっとのことで私好みのモノトーンで構成された部屋を見つけた。


「もぅ…無理ぃ…」


そう言って私は黒を基調としたベットにダイブした。


その拍子に耳につけたピアスが揺れる。


ふわり、と香水の匂いがした気がした。


「あ…これ…シトラスミ…」


あいつの顔が浮かんできて、


涙が出てきた。なんでなのかわかんないけど。


「…ん…み…やぁっ…ごめ…」


私は言葉を言い終わることなく眠りに落ちた。