双龍の名を背負った女

いやいやいや…


あきらかにおかしいでしょう。


、意外に天然なのかしら。


「まぁ、ここ楽しそうだからいいけど~」


…確かにここには漫画もそろっているし、華乃の好きそうな所ね。


――・――


華乃と一緒に本棚を物色していると、明らかに葵のものではないフランス語で書かれた本を見つけた。


まぁ、あと4時間近くあるわけだし、読んでみようかしら。


そう思いいたって、私は本を片手に高級そうな一人掛けのソファに腰をおろした。


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