双龍の名を背負った女

今更悔やんでも仕方ないのだけれど…。


「…ただ、ちょっと護身術をかじったことがあるんです。

 殺気は、ほらさっきも言ったでしょう、

 知り合いにそう言う人がいるって。

 それで狙われやすくて。

 自分たちのいないところで襲われると守ってやれないからって言って殺気の出し方を教わったんです。

 殺気を使えれば、相手に隙ができるからって。」


…信じれないこともないでしょ。


久しぶりにこんなに喋ったわ…。


いつもは華乃がしゃべってくれるしね。


私はしゃべることがそんなに好きではないから…。


まぁ今回は華乃だったら丸めこまれそうだったからね、


怖い怖い策略家がいるようですし??