春が温かいわけ



「ほんと…ですかっ?」

「ほんと。」

俺は佐々木が好きだったんだ。

だから可愛く見えてたんだ。

「東田さん…」

彼女は泣きながら俺にキスをした。

「佐々木…」

「佐々木じゃなくて、
ななって呼んでください。」

「あぁ、なな。」

何だか少し懐かしい。

「こうちゃん…」

「え…?」

「あっすいませんっ
つい、何だか懐かしくて…」

「大丈夫。俺もだから。」