「亜美ぃ~」 オフィスを出てからもしつこく追ってくる太一に、亜美は吐き捨てた。 「とうとうバレちゃったわね~。友達に聞いたのよ!!あんたが他の女をたぶらかしてるって!!はんっ、あんたなんかを信じて付き合ってた私が馬鹿だったわ!!」 「あ、亜美…。…へっ、俺だってお前みたいな世話のかかるやつ、こっちから願いさげだっ!!」 どうしてこんなことなっちゃったんだろう…