亜美はそれなりに楽しんだけれど、先輩と太一を重ね合わせているうちに、先輩といてもつまらなくなった。



その夜もその次の夜も、亜美の中はますます太一でいっぱいになってしまい、毎晩涙を流す日々が続く。




そんなある日、太一から会いたいと連絡があった。



当然亜美の答えは決まっている。

でも、少ししぶってみせた。


太一に少しでも長い時間、亜美の事を考えさせるために…




私もずる賢くなっちゃったのかな…?