白いノースリーブに羽根があしらわれた衣装。
ビジューやラインストーンがふんだんに使われていて、鏡に映った僕は完璧に『七海晶』だ。

「はい琴音。プリン」
「……えッ!?」

鏡に映ったのは……。
少しやつれた、でも微笑みを浮かべた倖太だった。

「お前の曲、書いたのオレな」
「どうして」
「坂本さんに頼まれた」