帰宅すると、倖太が珍しくギターを弾いていた。 楽器なんてできるんだ。 「お帰り、今日は麻婆ナスだよ」 「そう。倖太、曲も作れるんだ?」 「琴音が歌ってくれるなら曲書くけど」 と微笑む彼に見とれてしまう。