「橘くん、もう出れる?」 「はい」 「2曲続けてかけるから、踊って。で、曲が止まると同時に花火、司会が出るから、そのままハケて」 「はい」 「本当に大丈夫」 「僕にまかせてください」 僕は呆然と倖太の背中を見ていた。