「……知ってます。大丈夫、この手紙は必ず琴音に渡しますから。安心してください」

あいつは、こんなにも愛されてる。

「オレもね、琴音がいないと困る」
「……」
「目を覚ますまで、オレがついていますから。さ、学校に行く時間でしょう。お引取り下さい」
「……はい。ありがとうございます」
「こちらこそ、朝早くからありがとう。これからも琴音を応援してあげてくださいね」