セカンドデビュー【完】

ガラス越しに見る横顔は、血の気を失い透き通るように白い。
どうしてこんなことに……。

アヤさんなんて放っておいて、琴音の送迎をするべきだった。
いつも通り学校まで送っていれば、こんなことにはならなかった。

昨日、オレが余計なことを言わなければ、いつも通り送っていったはず。

オレのせいだ。