琴音、さみしいのかな。

「……金の話を持ち出すんなら、まず、オレをここに住まわせていいか、親の許可を取って。ダメっていわれたらどうしようもない。アヤさんがOKなら、ここに住んで、お前のお世話するけど」
「……わかった。聞いてみる」

そういうと、ぱっと琴音は笑顔になり、すぐメールを打ち始めた。

……もう少し素直だったら可愛いのに。
なんでこう、ひねくれた言い方なんだろう。