「いいなぁー。

羨ましっ。」


あぁいう風に

ケントと手を振り合ったり
してみたい。


「なによぉー。

カノンにはケントが
いるじゃない!」


私は自分で
自分の顔が赤くなったことが分かった。


「ねぇー。

カノンはケントのこと
好きなんじゃないの?」


「そっ!
それがね、
私 ケントのこと好きになっちゃったみたいなんだ!」


すると
はっ?っという顔をする
リンちゃん。

「どうかしたの?」