翡翠の悪魔の裏事情

「中身を確認すべきだった」

 三ページ以降から立体的になっている。

 どうやら飛び出す絵本を持ってきたようだ。

「はぁ~……」

 よりにもよって何故これを手にしたかな。

 ベリルは頭を抱えた。

 飛び出す絵本なだけに文字がほとんど無い。

 もう一冊はほぼ文字だけだし、まともな勉強が出来ん。

 これは街に戻って本を交換しなければならない。

 いつになれば言葉を覚えられるのかと木の葉の間からのぞく空を見上げた。

 この森も安全とは言えない。

 さほど大きくは無い森だ、人々が焼き払う気になれば可能な規模だろう。

 ベリルは苦い顔をした。

 森の住人たちに迷惑はかけられない。

 そうなれば素直に出て行く他は無いだろう。






※このお話は一旦ここまでです。
 観月 らんさまの本編が進むまでしばらくお待ちくださいませ~。