翡翠の悪魔の裏事情

 肌に感じる空気から、別の場所からも出現している様子が窺える。

 目の前にある魔法円から現れた男たち三人は、さっそく森の中を探索し始めた。

[よし、悪魔を捕まえるぞ!]

 一人の男が意気揚々と歩みを進ませた刹那、ベリルは薄笑いを浮かべた。

[うわあ!?]

[なんだっ!?]

 目の前にいた仲間が突然、勢いよく上に引っ張られてギョッとした。

 よく見ると、足にロープがくくりつけられている。

 ベリルの仕掛けた罠に見事にかかったようだ。

 ベリルはそれを確認すると、樹上から降り立ちいつものように妖しい笑みを浮かべて男たちに近づいた。