翡翠の悪魔の裏事情

 衛生的にも良くないなと服屋に忍び込み、ライトを片手に品定めする。

 新しいマントも羽織り、見た目は立派なこの世界の住人となった。

 装備している武器が明らかに異質である事を除けば。

「カラーコンタクトでもあればな」

 ある訳が無いと思いつつ考えずにはいられない。

 彼らの様子を窺っていると、出会う人間の目を確認している。

 目の色でまずイメージが固められているとみた。

 数日、街の様子を探っていて気がついたが、緑の目の人間をほとんど見かけない。

 この街には緑の目の者は少ないようだ。