──暗闇が辺りを支配する。 ベリルは闇に紛れて街の中を駆け回る。 もう一度、武器屋に忍び込み剣を手に取った。 ハンドガンでは相手を驚かせてしまうし威力が強すぎる。 この状況では手加減も難しい。 ひと振りくらいは頂いていくかと、六十センチほどの剣とそれを収める鞘、そして腰に下げるベルトを装着する。 出来れば服も替えたいのだがと小さく唸る。 何度も攻撃されたベリルの服は血に染まってボロボロだ。