翡翠の悪魔の裏事情

 そして──

[ひゃあ!?]

 フードをつまんだ刹那、ガバッと起き上がった悪魔に腰を抜かして、周りにいた男たちも蒼白な顔で後ずさりした。

 その隙をついて再びベリルは走り去る。

[お、おい]

[うそだろ]

 あまりの出来事に男たちは追う事も忘れて立ちつくした。