そしてなんとかカラオケ店まで辿り着いた私を待っていたのは…


「あーかーねー…」


ヒッ!
怖さがハンパないですぅ~~~(泣)


「ご、ごめん!本当に!!ちょっといろいろあって……」


ペコペコ誤りながら私はそう言った。


「まー、もういいよ。来てくれたしね」


ん?アレ…。波香、優しくなってる…?
もしかして…


「まー、早く入ろうよ!明音、後でアイス奢ってね!」
「なーみーかーチャン♪」


と私は波香と向き合い両肩に手を置いた。


「ナンデスカ…?」


私の怪しげな表情を見て何かを察したのだろうか。
ゲ!みたいな顔をしている。


「後で詳しく話を聞きます♪」
「なんで分かったの!?」


あ、墓穴掘ってるし!
ズリズリと201号室に波香を引きずる。


「歌ってから話すから!!!」


お、珍しく波香が折れましたぁ♪


「あいあい♪」


頬を真っ赤に染めている波香。
くぁーー☆楽しみだ☆