真面目男子は強敵です




「知美はさ…」





いきなり目の前が真っ暗になって、
柔らかいものが私の口に触れた。



それが、宮地くんの唇だってことに気づいたのは数秒後で…





「ほら、わかった?バカなところも好きだよ」





耳元で囁かれるように言われた甘い言葉





「へ?あの…」



どどどどどしよう。
話がつかめない。
私、宮地くんと、ファ、ファースト、キ、キ、キ、スしちゃった。




え、えええええ!?