あれから,二週間。特に変わったことは無かった。
あれからも、春川は私の正面に座る。
「あぁーっ。やっぱ無理だわ俺。明日の簿記」
隣の酒井が頭を抱えて声を上げていた。
「…」
あえて返事をしないようにした。
だって次の言葉はわかってる。から。
「なぁっ?浅見俺ら友達だよな。簿記のノート写させて。」
「自分でやりましょうね⁉︎」
酒井の顔が固まる。
「浅見の意地悪。極悪非道。鬼。」
「そんなこと言っていいの?」
今にも泣き出しそうな酒井に笑みを向ける。
「もぉ。しょうがないな。丸写しは駄目だよ。一回やってわかんなかったら電話すればいいよ。ヒントなら教えてあげる。」
「あ,浅見。お,俺惚れそうだワァ~」
「はっ?馬鹿じゃないの?(笑)」
「じゃぁ。夜電話するから。」
「へー。出来ないことが前提かぁー。」
最後まで楽しい会話が続き酒井は電車を降りた。
はぁー。向かいに春川…
ピロロン とポケットの中の携帯が鳴る内容を確認すると酒井からのくだらないメールだった。笑いをこらえながら視線をしたに向け返信する。
…何で?まだ春川が降りる駅までは遠いのに席を立ったのがみえた…
これで完成!面白い返事を酒井に送った。
上を見上げると春川が立っていた。
…えっ?
「彼氏?」
「はっぁぁ?」
「だから,今のメールしてた人彼氏って聞いてんの?」
微妙に怒っている春川…
「えっ?あっ?ん?違う。ただの友達」
て,言うか酒井が私の彼氏ってことまずありえないし…
「隣いいか?」
「あっ。うん。」
「今思った。」
「何が?」
「お前に彼氏って合わないな。」
「ひっ。ひどい。」
……
……
「いつもこの時間なの?」
「あぁー。今日は何か教員研究何とかで部活が全部休みだった。浅見は?」
「あっ。私はだいたいこの時間なの。部活入ってないし…」
「そっか。さっきの友達とはいつも?」
「ううん。あいつも,今日たまたま部活休みだったみたいで。」
「そっか。仲良いんだね。」
「まぁねー。クラスメートだし。」
「電話。しょっちゅうするの?」
「えっ?もしかして…聞いてた?」
「聞こえたんだよ。嫌でも。」
「・・・」
「まぁね。友達だし。電話位普通に」
「ふーん。そっか。」
なっ。何言ってんだ?私は。こんな話するために隣に来たの?声にならない疑問が溢れ出す。
だけど,何も変わってない…いつもの電車,いつもの帰り道。
「…聞いてた話と全然違うな。」
「え?何を?」
「電話とか全く出来なかったって言ってたから。さぁ。中野が…」
「ぁー。そっか。」
中野君かぁ。中野くんは私が中2の時の彼氏。っていう存在だった⁉︎好きって気持ちがあり過ぎて自然消滅。
それから,ずっと話してない…
「…そういえばさ。…春川中野君と仲良いよね。」
「ぁーあ,小学から一緒だし…」
もうすぐ春川が降りる駅だ。
…と,突然
「ねー。浅見俺と秘密作らない?2人だけの秘密」
「えっ…」
そう言うといきなり春川が優しく唇を乗せてきた。
「…ねっ。浅見。俺はこう言う人間だよ」
タイミング良くアナウンスが流れ春川は改札口へ向かった。
えっ⁈こういう人間って何⁇
私の頭の中はさっきのことでいっぱいだ。
あれからも、春川は私の正面に座る。
「あぁーっ。やっぱ無理だわ俺。明日の簿記」
隣の酒井が頭を抱えて声を上げていた。
「…」
あえて返事をしないようにした。
だって次の言葉はわかってる。から。
「なぁっ?浅見俺ら友達だよな。簿記のノート写させて。」
「自分でやりましょうね⁉︎」
酒井の顔が固まる。
「浅見の意地悪。極悪非道。鬼。」
「そんなこと言っていいの?」
今にも泣き出しそうな酒井に笑みを向ける。
「もぉ。しょうがないな。丸写しは駄目だよ。一回やってわかんなかったら電話すればいいよ。ヒントなら教えてあげる。」
「あ,浅見。お,俺惚れそうだワァ~」
「はっ?馬鹿じゃないの?(笑)」
「じゃぁ。夜電話するから。」
「へー。出来ないことが前提かぁー。」
最後まで楽しい会話が続き酒井は電車を降りた。
はぁー。向かいに春川…
ピロロン とポケットの中の携帯が鳴る内容を確認すると酒井からのくだらないメールだった。笑いをこらえながら視線をしたに向け返信する。
…何で?まだ春川が降りる駅までは遠いのに席を立ったのがみえた…
これで完成!面白い返事を酒井に送った。
上を見上げると春川が立っていた。
…えっ?
「彼氏?」
「はっぁぁ?」
「だから,今のメールしてた人彼氏って聞いてんの?」
微妙に怒っている春川…
「えっ?あっ?ん?違う。ただの友達」
て,言うか酒井が私の彼氏ってことまずありえないし…
「隣いいか?」
「あっ。うん。」
「今思った。」
「何が?」
「お前に彼氏って合わないな。」
「ひっ。ひどい。」
……
……
「いつもこの時間なの?」
「あぁー。今日は何か教員研究何とかで部活が全部休みだった。浅見は?」
「あっ。私はだいたいこの時間なの。部活入ってないし…」
「そっか。さっきの友達とはいつも?」
「ううん。あいつも,今日たまたま部活休みだったみたいで。」
「そっか。仲良いんだね。」
「まぁねー。クラスメートだし。」
「電話。しょっちゅうするの?」
「えっ?もしかして…聞いてた?」
「聞こえたんだよ。嫌でも。」
「・・・」
「まぁね。友達だし。電話位普通に」
「ふーん。そっか。」
なっ。何言ってんだ?私は。こんな話するために隣に来たの?声にならない疑問が溢れ出す。
だけど,何も変わってない…いつもの電車,いつもの帰り道。
「…聞いてた話と全然違うな。」
「え?何を?」
「電話とか全く出来なかったって言ってたから。さぁ。中野が…」
「ぁー。そっか。」
中野君かぁ。中野くんは私が中2の時の彼氏。っていう存在だった⁉︎好きって気持ちがあり過ぎて自然消滅。
それから,ずっと話してない…
「…そういえばさ。…春川中野君と仲良いよね。」
「ぁーあ,小学から一緒だし…」
もうすぐ春川が降りる駅だ。
…と,突然
「ねー。浅見俺と秘密作らない?2人だけの秘密」
「えっ…」
そう言うといきなり春川が優しく唇を乗せてきた。
「…ねっ。浅見。俺はこう言う人間だよ」
タイミング良くアナウンスが流れ春川は改札口へ向かった。
えっ⁈こういう人間って何⁇
私の頭の中はさっきのことでいっぱいだ。



