電車が動き出した…朝日がまだ眩しい。

いつもの時間。いつもの場所。いつもの定位置。そして,いつもの車両。

始発からいつもの定位置に席を陣取り。
眠たい目をこすりながら電車に揺られるガタン.ゴッ.…プシューゥ。
次の駅に着いた。
…あっ。あいつだ…
何気無く上げた視線の先に紺色のブレザーに赤とオレンジの色のネクタイ。制服を緩く着てる彼は,いつもの定位置に着く
ー私の正面にー