お風呂から上がると、涼斗くんがリビングでアイスを食べていた。
「あ、美桜ちゃん。美桜ちゃんも食べる?」
「うん、もらおうかな。」
涼斗くんはテレビを見ながら、パピコをチューチューしている。
・・・かわいいな。
なんか、萌えるっていうか。
ウサギ、みたい。
そんな涼斗くんを見てほっこりしていると、
「なあ、あのさ・・・」
「ん?なに、涼斗くん」
「え〜と・・・あの〜・・・」
なんだろ。
涼斗くんは顔を赤くして口ごもっている。
そんな姿もかわいいんだけど。
「み、美桜!!」
「・・・へ?」
「きょ、今日から美桜って呼ぶから!」
「う、うん。分かった・・・」
急だな・・・・・
「美桜も涼斗って呼んで!」
涼斗くんはかわいい笑顔で言った。
キュンッ
か〜わ〜い〜い〜!!!
「うん!分かった!!涼斗って呼ぶね!!」
「・・・・・・・・・」
「どうしたの?涼斗??」
涼斗がいきなり黙ってしまったので、顔を覗き込むと
真っ赤だ・・・
「なっなっなっなんでもない!
じゃあ俺寝るから!!おやすみ!」
「えっ、うん、おやすみ」
そういうと涼斗はそそくさと部屋へ戻ってしまった。
「私もそろそろ寝よう。」
爽斗くんも寝ちゃったみたいだし。
はぁ〜、今日は、いろんなことがありすぎてつかれたな・・・
私は部屋のこれまた広すぎるベッドに横になると、すぐに寝てしまった。
