入学式も終わり、とぼとぼと1人でかえっていると、
「美桜ちゃ〜ん!!!」
ん?だれだ??
そう思い、振り返ってみると・・・
「はぁ、はぁ、はぁ・・・
なんで先に帰っちゃうの?美桜ちゃん足速いよぉ〜」
「えっ!涼斗くん⁉︎ なんで⁉︎」
その後ろから、爽斗くんも歩いて来た。
「爽斗くんまで・・・・・・」
どうしたの?
と言おうとした時、涼斗くんが口を開いた。
「まぁまぁ、帰ったら分かるって♪」
帰ったら・・・?
「2人とも、私の家に帰るの?」
「うん!そうだよ!」
なんで???
もっと詳しく話をききたかったけど、
それまで黙っていた爽斗くんが、不機嫌そうに口を開いた。
「帰ったら分かるんだし、さっさと帰ろーぜ。」
「はっはい・・・」
うぅ・・・有無を言わせない言い方だ・・・
っていうことで、3人で私の家へ帰った。
