「俺の席ここか・・・・」
悲しみに暮れていると、クールな方が私の左隣、一番窓側の席に座った。
「あっ!俺の席ここだぁ〜♪」
かわいい方は右か・・・
そんなことを思っていると・・・
「ねね、美桜ちゃんだよね?」
うわわ!かわいい方に話しかけられた!
「はっ・・・はい。そうですけど・・・」
「ん?もしかして俺達のこと、まだ聞いてない?」
・・・俺達のこと?
「なんのことですか?」
「やっぱり、聞いてないんだね。まぁ、いいや!どうせ今日分かるんだし。」
このかわいい人は、何を言っているんだろう?
「俺、蓮木 涼斗!よろしくね〜♪」
「う、うん。よろしく、涼斗くん。」
「・・・蓮木 爽斗。」
・・・・・・今のは自己紹介をしたのかな?
「よろしく、爽斗くん。」
爽斗くんに涼斗くんか〜
どっちがお兄さんなんだろう?
爽斗くんっぽいかな?
「ちなみに、爽斗が兄で、弟は俺だよ☆」
やっぱりそうか。
どっちもお兄さんらしくないけどね。
