劇も中盤にさしかかり…


成一郎ーとヒロインの切ない恋の物語に皆涙なしでは見られないほどって感じだった…

トキは、誠実な日本男児を見ごどに演じて

ヒロインの花本先輩は…清く…美しく、控えめで一歩引いた感じの古きよき時代の女性を完璧に演じてる…


鳥肌がたった…

二人がさよならする時なんて…

お国のために命を捧げる男…女の幸せを願う感じの成一郎…

その彼に行かないでなんて言わない強い女性…でも、本当はあなたが無事で帰ってきてくれるなら何も望まないって語るようなあき子…

切なくて…どうにも出来ない…どうぞご無事でって願うことしかできなくて…泣いた…
って言うより自然に涙が溢れた…

トキのその表情は…妬いてしまうほどに恋をしてる顔であき子…いや!花本先輩を本気で好きなんじゃないだろうかって思うほどだった…


そしてラスト


あき子の元に電報が届き…

成一郎の死を知らせた…


その時はじめて涙を見せたあき子…

会場は涙の渦だった…

それでもどこかまだ彼がかえって来るのではって信じて…

空を見つめて…

戦後の復旧していく日本でけなげに頑張るあき子…

終戦から2年…


不意に成一郎が帰ってきて…

あき子としあせに暮らしたお話…