何かビックリし過ぎて、怒るのも忘れた。

まぁ、蒼だし。

いっか。

「ねぇ、ネクタイの結び方教えて?」

「え?
あぁ。」

うちの学校、女子はリボンで男子はネクタイ。

中学校は、セーラー服だったし。

したがって、ネクタイなんて結んだ事がない。

頑張ったけど、無理だ。

「蒼、結んで見せてよ。」


‥言ってから後悔した。

まさか結んでくれるなんて思わなくて。

更に、蒼の顔が近くて、ドキドキした。

どーしたんだろ、アタシ。

やっぱ、さっき変な姿見られたからかな。

いや、別に裸だったわけじゃないけど。

「ここを重ねて、こうして‥。
わかった?」

‥全然わかんないし、聞いてもなかった。

「もう一回!」



そんなやりとりを数分繰り返し。

「あー、めんどくせぇ。
当日、オレが結んでやるからそれでいいだろ?」

「本当?
ありがと!」

持つべきものは使える幼なじみ♪

「ワイシャツは自分の着ろよ?
お前の小さくて着れねーし。」

アタシもブカブカだしね。

「わかったー。」