ー帰り道

呼び出されて、帰ってきた蒼は、おかしかった。

まず、アタシと目を合わせない。

合っても、逸らす。

喋んないし、何かずっと考えている感じだった。


なんなの?

アタシ、なんかした?



桜汰と六花と別れて、とうとう二人っきりになってしまった。

気まずい‥。

「‥蒼。
なんかあったの?」

「別に‥。」

明らかに機嫌悪いし。


昔からだ。

蒼は、大事な事をアタシには話してくれない。


モヤモヤしながら、家に着いた。

「ただいまー。」

「あら、おかえりなさい。
ご飯できてるわよ。
荷物おいてらっしゃい。」

「うん。」

蒼は黙って、翠の部屋に入って行ってしまった。

「蒼君、どうかしたの?」

やっぱり、変だよね。

いつもなら、お母さんの言うことに反応するし。

「わかんない。」

アタシには、わからない。