ど~しよ~っ

野宿?!

朝まで飲む?!

いや、明日も学校あるし・・・

プチパニック状態の私。

それを見て、金髪坊主君が


「帰り道わかんねーの?」


呆れた顔で私を見る。


う・・・・冷たい視線・・・


ストンと椅子に座りなおして


「だって、東京来てまだ一ヶ月やもん・・・・学校と家の往復しかしたことないし、地下鉄なんか1人で乗ったことないもん・・・・・」


へこむなぁ・・

しゅんとする私を見て


「しょーがねーなっ、送ってってやるよ。」


えっ?ほんまにっ?


ぱっと顔を上げると


「迷子ちゃんだもんな。」


すごい意地悪な笑顔。


う・・・・・反論できん・・・









「じゃ、俺、結衣にお持ち帰りしてもらうわ。」


って手を上げる金髪坊主くん。


「おっうらやましぃっ!頑張れよ!ノリ」


みんながちゃかす。


「こらっ!なんでお持ち帰りやねんっ」


かばんで叩くと


「いてっ・・・・俺にそんなことしていいの?」


目を細めて私を見下ろす・・・


いや・・・・ここは謝るか・・・・


「ご、ごめんなさい。。。」


「わかればよろしい。」


ニコっと笑う。


なんか笑顔かわいいし・・・・