しゅんと下を向く。

小さい体がもっと小さく見える。


「何拗ねてんだよ、何?何聞きたい?」


笑って言うとパッと笑顔になる。


かわいーし。


ダメだ、俺、結衣がほしい。



自転車で二人乗り。


ギュッと俺の首にしがみついた結衣。


やわらかくて、あったかくて。


ドキドキした。



あっという間に結衣の家に着く。



はぁ。。。


もう、終わりか。



柄にもないな俺。



自転車から結衣が降りるとき、こけそうになる。


とっさに手が出て、結衣を抱きしめる。


「あっあの・・・・」


それだけで真っ赤になった結衣。


俺まで赤くなりそう・・・・



俺、ダサダサじゃん。


ダメだ、帰ろう。


俺が帰るって言うと


「えっ?なんでっ?」


って・・・・・・・・


え・・・・・・・?


「あ、あの・・・・・・・・お茶、入れるから上がってって?」


小さく言った結衣。


可愛すぎるだろ・・・・