そんな感じでクラスに男友達2人ゲット!

性格的に、女子より、男子の方が友達になりやすいし。


食堂で一緒に昼ごはん。


「結衣、彼氏は?」

「ん?東京来て一週間やもん、出来るわけないやん。」

「そうだな。今度、コンパしよっか!」

「え~、そういうのパス。」

「なんで?結衣黙ってりゃ可愛いじゃん。」

「おいコラ、黙ってたらってなんやねんっ」

「口悪っ」

隼人と会話は盛り上がる。


そうそう、こういう軽い会話大好き。


「あれ?優じゃんっ」

そこへ、イケメン登場!

茶髪がクリクリしてて、女の子みたいな顔。

イメージ小池徹平の背伸ばした感じ。

「女の子?めずらしいねぇ。」

にこっと笑って私を見る、イケメン君。


「同じクラス。」

それだけかいっ!ちゃんと紹介してよ!

と心で思い、

「どーもっ、高木結衣っていいますっ、よろしく」

隼人の真似して語尾にハート付きそうな感じで言ってみた。

横で爆笑してる隼人。


「キモっ」

「うっさいわ!」

「仁!こいつ、女のお面かぶった男だから」

お腹を押さえてる隼人。

そんな笑わんでも・・・


「ひどいなぁ、女の子にキモいとか言う?」

「ごめんごめん」

全然悪びれてない謝り方。

ま、そんな気にしてないけどね。

「なんか面白い子だね。」

私の向かいに座り、頬杖をつく。

「俺、大野仁、学部違うけど、優とは高校から一緒なんだ。」

「へぇ、そうなんや、イケメン二人ですごいなぁ。」