甘い体



今日は月曜日。


ノリは来るかな?



「おなか減ったねぇ~」


いつもどおり、絢乃ちゃんと食堂へ向かう。


「やっぱ、人いっぱい~」


人ごみ嫌いの私と絢乃ちゃんはパンを買い、広場で食べようと、パン売り場に行く。



「おっ!結衣じゃん!」


元気なでかい声。


仁や・・・



「おっ女子じゃんっ!いいね!」


仁の周りの男子たちが騒ぎ出す。


うるさい・・・・


「ね!結衣!席空いてるよ!一緒に食べよっ」


犬みたいに尻尾ふってる様に見える仁が私の隣に来る。


無理やり私のかばんを取って席に置く。


「ここね~!」

大きな声。


「あ、絢乃ちゃんいい?」

「え・・・あ、うん・・。」


ちょっと戸惑った絢乃ちゃん。


まぁ、絢乃ちゃんのリハビリにもなる???


「こいつらさ!俺らとバスケの試合すんのっ!ほら、前飲み会いったじゃん?あのメンバーでバスケサークルしてんだけどさ、いつもこいつらと練習試合してんの。」

「よっろしく~!」

元気に男子たちが騒ぎ出す。

絢乃ちゃんはちょっと引いてる・・・?


「この子たちは仁のサークルのメンバー?」

「うんにゃ、優っていんじゃん?あの一番上手い男前。」

「あ!あの背ぇ高い?」

「そ、あいつのクラスメイト。」

「へぇ・・・」

「誰かの彼女とかじゃねーの?」

「ん~、違うよ。な?」

「あ・・うん。」

「マジでっ?、彼氏いるの?」

「あ・・・・いや・・・」

あまりの勢いに逃げ腰になる・・・

盛り上がりすぎやろ・・・?


「そーいやさ、仁って彼女いんの?」