甘い体

ノリは優しく私の頭をなでる。


「俺も。」


そう言って、ギュッと抱きしめてくれた。



良かった。


ノリも同じこと思ってくれてた?


会いたかったよ。


もっとノリとしゃべりたかった。


ノリのこと、もっと知りたいもん。


「さ、夜ご飯の準備っ!」

「うん!」







ノリの手際のよさにびっくりした。


オムライスの卵なんてふわふわで。



味は最高においしかった。




「おいしかった〜!ごちそうさま!」


笑顔でノリに言う。


「ありがと、こんなんで良ければいつでも作るよ。」


「うんっ」


鼻歌歌いそうなぐらいご機嫌な私。


大好きな人と一緒に居て、おいしいもん食べれて、最高やん!


流し台に食器を運ぶ。



「あ!そや、デザート買いにいこっか!コンビニ近いねんっ」


と振り返ろうとしたとき、後ろからノリに抱きしめられた。