氷の会長




「モデル変えてよ」

「駄目」

「…………」





このままだと終わらねぇ




「叶瑠さん」

「何?」

「幸せそうな感じならいいんですかね」

「あと指輪をみせてくれたら」






俺は詩或を後ろから抱き締め




「詩或」

「くすぐったい」

「手、貸して?」





左手で詩或の左手を繋ぐ

勿論恋人繋ぎで




「はぁ!?ちょっと何して」

「指舐めてる」

「止めろ」

「やだ」




甘い匂いだけじゃなく指まで甘い





詩或はこういうの弱いんだよ