氷の会長





やっぱり凄い





「お疲れ様でした!!次の撮影が詰まってますので早急に撤去お願いします!!」




撮影が終わり俺の撮影が始まるまで世瑠さんが話そうと言って来た




「それで?あいつと何かあったか?」

「恭先輩ですか?」

「あいつをしぃに近付けるな」

「分かってます。それに俺詩或のこと本気ですから」

「お前からその言葉聞けて安心した」





世瑠さんは俺の頭をくしゃくしゃっと撫でて





「しぃをよろしく」





笑顔を向けてくれた





「はい」

「俺、次の仕事行くから」

「お疲れ様です」

「また家に来いよ」

「はい」





それからすぐに撮影は始まった




「それではインタビューを始めますね」

「お願いします」





インタビューをする女は俺が微笑みかけると顔を真っ赤にした



どうでもいいけど




俺がそうさせたいのは詩或だけだから





「私服も素敵ですね」

「これ叶瑠さんから頂いたんです」

「叶瑠さんって…………あのスタイリストのですか?」

「えぇ、まぁ」

「流石今をときめく売れっ子モデルですね!!」

「いや…………ははっ」




インタビュー面倒だな……



「それで今彼女は?」

「え?」

「これほどのイケメンを女性がほっとく訳ないですよね」

「あはは…………いないですよ」

「またまたぁ」

「ほんとですよ」







早く終わらないかなー