氷の会長





「あ、そうだ。いいもんやる」

「何ですかって………………こんなの持ち歩かないで下さいよ」




世瑠さんに渡されたのはゴム




「ガキ作ったら殺すよ」

「いや、手出しませんから」

「お前って意外と紳士だねー」

「会長に手を出したら俺の命が危ないですから」

「ハハッ!!確かにそうかもな」





それもあるけど

俺が会長に手を出さないのは




会長の過去を知ってからがいい




ゲームなんかどうでもいい



俺、どうやら会長に惚れたみたいです






どこに惚れた?と聞かれたら即答出来ねぇけど





李希沙達怒るかな


ゲームは無しで本気で落とすって言ったら






「架也」

「はい」

「しぃのことは少しずつ知ればいい」




世瑠さんは俺が会長の過去を気になっていることが分かっているようだ




「頑張って惚れさせてじっくり聞きますよ」

「そうして」






世瑠さんはポケットから煙草を取り出し火を着けた