う~ん、と悩みながらやって来た撮影所
「おう、架也」
「叶瑠さん」
何故か叶瑠さんが俺の控え室にいた
「今日、俺が担当すんの」
「えーっと…………誰をですか?」
「架也」
「えぇ!?」
叶瑠が裏で自ら架也のスタイリストしたいと懇願したとは架也は知るよしもない
「それにしても世瑠の改造制服似合うなぁ」
「あ…………ありがとうございます」
世瑠さんの制服は改装というかオシャレに作り直されていた
何でも当時の叶瑠さんが作った制服だとか
「その制服着こなすのは我が家のメンバーだけだと思った」
「はは……皆さんに比べたら俺なんて」
比べられても困るわ!!
流石にそんな身の程知らずの俺じゃない