氷の会長







そんな豪華なメンバーに囲まれた朝食も終わり世瑠さんの制服を借りて登校




「会長」

「何?」

「登校中も仕事?」





登校中も会長は資料片手にペンを走らせる






「少しでも資料を見直して学校生活を良くしたいから」





なんつーか

会長になるために存在しているような人だ





「それは良いことかもしれねぇけど、危ねぇぞ」

「事故に合った時はその時に任せる」

「おいおい」




会長って本当に自分を犠牲にするよな





「いーから。危ない」

「返せ」

「学校着いたらね」

「チッ……」




会長から舌打ちとドス黒いオーラが漂っていたが



気が付かないフリをしよう






「会長、困ったことあったら何でも言って」

「は?」

「ね?」




突然の俺の発言に会長は戸惑っていたが返事は



「は?あなたに頼むより自分で動いた方が早い」




まさかの「うん」ではなかった





「ちょ………………そこはうんって答える所だろ!?」

「は?あなたがいきなり意味のわからないことを言い出したんじゃない」




駄目だ……



会長に普通は通じねぇ………………